古家智嗣の萌えスロ養分日誌

古家智嗣です。大学生やってます。このブログでは、自分の萌えスロ養分稼働を書いていきたいと思います。どこまで負債が伸びるのか?見守ってくれたらうれしいです。

自分の3000枚規制論は検索に引っかからないなあ

こんにちは、古家智嗣です。

 

今回は短文&ほとんど愚痴です。申し訳ありません。

 

いよいよ先月から、3000枚規制こと5.9号機の検定が始まりました。

といいつつ、ほとんど新台の情報は入ってきません。

まあ、これまでにないタイプの規制ですので、

メーカーも慎重にならざるをえないところでしょう。

 

では、なぜこの記事を書こうと思ったのか。

 

以前、今年6月にこのような記事を書きました。

 

shizuyukiayane.hatenablog.com

 

この記事の中で、

・3000枚規制の導入により閉店による取りこぼしが少なくなり、

 機械割等のゆがみが少なくなること

・ARTの継続時間がせいぜい2,3時間になるため、

 朝から打っても仕事帰りに始めてもさほど変わらなくなること

などを3000枚規制の長所らしい長所として挙げてみました。

 

この時は、ない頭で考えた思いつきだった・・・はずです。

 

が、最近「3000枚規制」とか「3000枚規制 新台」などで検索すると、

同じような根拠で3000枚規制を肯定的に捉える記事が

上位でいくつも出てくるではありませんか。

しかし、自分の記事は検索にヒットしません。

 

パクられたなどとは思っていません。

どんな斬新なアイデアでも、世界中で3人が同時に思いつくといいますから。

 

ただ、同じような意見であれば早く記事にした自分の記事も

検索にかかってほしかったなあ・・・というのが本音です。

 

勿論、検索ワードは様々な要素で順位が決められることは分かっています。

SEO対策など、検索上位にかかるために

大変な苦労がなされていることも承知しています。

努力もせずに検索上位にのるはずがないのは当然ですが・・・

釈然としない部分もありますね。

 

まあ、突飛もない思いつきだったけれども、

意外といい線いっていたと自己評価しておきましょうか。

 

愚痴っぽい文章失礼いたしました。

次はきちんとした記事を書きたいと思います。

 

 

追記:

落ち着いて考えてみると、何の努力もせず検索上位にかかろうとするのは、

やっぱり虫が良すぎる考え方ですね。

今、ネットの世界は検索戦争ともいえる状態にあります。

飲食店や医院など同業者の多い業界は、検索順の維持が死活問題にさえ

なっている場合があります。

無為無策で上を取ろうなどというのは、甘すぎました。

 

もっとも、こうした情報戦は今に始まったことではありません。

テレビのCMは勿論、雑誌の表紙や広告、実社会の看板等に至るまで、

有利なポジションを取るには相応の競争が求められます。

芸能人・漫画等の人気に頼るか、巨額のお金を積むことが必要です。

金も名声もない人間が取れるものではありません。  

こうした状況が、ネットの世界にも入ってきただけのことです。

 

こう考えると、個人のブログなどで確固とした地位を築くのは

容易ではないですね。

成功したいる方々は並々ならぬ努力をしているはずで、

少しでもそれにあやかれるよう頑張っていきたいものです。

自分はパチンコ屋が潰れたのを見たことがない。

こんにちは、古家智嗣です。

 

最近はぼちぼち稼働も上がっています。

2.5スロや2スロだと店や機種が限定され過ぎるので、

5スロや6.25スロあたりにも手を出しています。

さすがに20スロに戻るつもりは起きませんが、

以前よりずいぶん選択の幅は広がりました。

 

今回は、自分の体感と統計とのズレを書いていきたいと思います。

 

これまで何度も指摘してきたように、

パチンコ産業の衰退を示す証拠として、

しばしば店舗数の減少があげられます。

 

実際、統計上は1995年に18000以上あった店舗が、

2017年には10000を割り込むまでに減少しており、

これは動かしがたい事実のようです。

 

しかし、自分の体感は随分と違います。

以前書いた通り、自分はマイナーな萌えスロが好きなこともあり、

設置店を探して様々な店に出向いています。

今まで合計18店舗。結構な数です。

しかし、これらの店舗は現在もすべて残っており、

1軒たりとも潰れた店を見たことがありません。

 

勿論自分も大学生なので、

パチンコ歴は3年弱くらいしかなく、長くはありません。

しかし、20年強で半数近くに落ち込む勢いであれば、

3年程度で知っている店が1軒2軒潰れてもおかしくないはずです。

しかし、現実はそうではありません。

ついでに言えば、潰れたパチンコ屋の跡地とかもほとんど見ません。

 

従って、地域性などがあるのかもしれませんが、少なくとも自分の体感では、

統計ほど店舗が減少しているようには感じられず、

様々な記事が煽っているような衰退を実感することはありません。

 

客数に関してもそうです。

 

わずか3年弱とはいえ、この間パチンコもスロットも規制・規制の連続、

更には等価から非等価への移行など、客に不利な改正の嵐です。

そのたびに、「絶対勝てねえ」「誰が打つか」「パチンコ完全死亡」

などの書き込みがあふれていることは周知のとおりです。

 レジャー白書などでも、遊技人口の減少が明白に記されています。

 

が、ホールの客が本当にそれほど減っているかというと、

そういう印象はありません。

大学生という立場上平日に通うと、さすがにシマ全体が空席だったり、

「まあ、こんなものか」と思える客数のことはありますが、

土休日にガラガラな店は見たことがありません。

これだけ何もかにもが渋くなっているのに、

客の減少も実感しないのが現実です。

 

実際は統計は統計、すなわちどこかでパチンコ屋は潰れ、

どこかで客足は遠のいているのでしょう。

でも、自分自身しては、

「これだけあちこちに店があるのによくどこも客がついているなあ」、

 というのが正直な感想です。

 

減少・衰退・崩壊・・・様々に言われるネガティブな言葉が、

どこ吹く風という気もしますね。

 

 

追記:

2018年に入り、自分の贔屓にしていた低貸専門店が2軒連続で閉店しました。

確かに低貸専門の経営は難しいと思います。

自分の場合、5千円負けることも稀で、1万円負けは一度もありませんでした。

レート自体が4分の1や8分の1の上、レートが低いと大負けする前に

当たる可能性も高いので、なおさら負けにくくなります。

だからといって、人件費・店舗維持費・新台費用などを一般店の

4分の1以下にするのはほぼ不可能です。

こう考えると、仕方ないのかもしれません。

ただ、これはあくまで低貸専門店の話。

閉店の波が一般レートの店舗に及ぶかは、今後の注視事項ですね。

ちなみに、自分は突然行き場がなくなったので戦略再考中です。

メインとなるレートを引き上げるしかないでしょうか。 

 

 

追記の追記:

閉店した2軒のその後ですが、1軒は解体されてスーパーになりましたが、

もう1軒はこの間見るといつの間にか復活していました。

さすがに店の名前は変わっていましたけど。

一度閉店した店がまた復活するケースもあるということは、

まだまだパチンコ屋の経営に旨みがあると思っている人が

いるということですね。  

 

 

更に追記:

最近興味深いデータを見つけました。それは稼働率です。

言うまでもなく、営業時間内に稼働しているパチンコ・パチスロ機の比率です。

2018年4月の稼働率は全国平均で31.4%とか。

(地域別では九州の33.6%が最高で、四国の29.2%が最低)

これを高いとみるか低いとみるかは人によるでしょう。

しかし、客の入りにくい平日朝昼なども含めて3台に1台ペースの

稼働があるという結果は、十分高い部類ではないかと思います。

ちなみに、他の記事でも触れた通り店舗数の減少は明らかですが、

遊技機総数はここ5年位450万台強でほとんど変わっていません。

(店は減っているが台数はほとんど減っていないのが現実)

従って、稼働率の推移を見ていけば遊技者数が本当に減っているのか

どうかも明らかになります。

今まで注目していなかった統計ですが、今後はしっかりと見ていきたいですね。

 

 

おまけ:

法律が改正され、パチンコ屋もついに原則全面禁煙となりました。

前評判では例によって、タバコの吸えないパチンコ屋は行く価値がない

として、潰れる店が続出すると煽られていますが、どうなるか。

ちなみに、昨日今日見た感じでは客が減っているようには見えませんでした。

新型コロナウイルスが広がっている中、減ってないのは

むしろ問題のように思えますが。

しばらくたって、コロナウイルスも収まったあとどうなっているか、

また見ていきたいと思います。

 

 

おまけのおまけ:

そうこう言っているうちにコロナウイルスの影響がさらに広がり、

多くの都道府県で休業要請の名のもとに、事実上営業停止状態に。

パチンコ店が1か月単位で休止する事態になるとは、想像していませんでした。

タバコ規制とのダブルパンチで、経営が厳しい店が少なくないようです。

ここを乗り切った後どうなるのでしょうか。

中には、規制明けは打ちたがりが多数押し寄せるので、

低設定回収攻勢をかけても大丈夫だという楽観的な意見もあります。

ただ、最近の台、特に6号機は設定差が激しく、低設定は

面白くもなんともない台が多いので、難しいところです。

どちらにせよ、休業中でも賃料などの固定費はかかってくるので、

当面設定的に辛くなるのは間違いないでしょうね。 

 

 

追記:

ようやく休業要請も終わり、営業が再開されました。

で、肝心の設定はというと、自分の行っている店ではかなり渋め。

リゼロなんかは設定の高低がほぼ確実に判別できるので、よく分かります。

客足の方は全然戻りませんね。きちんと情報収集していれば、

低設定6号機を打つ理由は何もないので仕方ないのですが。

さすがに潰れた店も何件か出ました。

この先、どうなっていくんでしょうね。

 

雑誌記事では、パチンコ屋に全く行かなくなったという人もいれば、

禁煙+コロナ対策で仕切りができたため、環境がよくなって

かえって行く頻度が増えたという人もいます。

勿論、どちらも個人の意見なので全体像は分かりませんが。

禁煙の方はこの先ずっと続くので、これがどちらに出るかでしょうか。

 

新型コロナウイルスが再度流行の兆しを見せているので、

また休業とならなければよいのですが。

 

 

パチンコ屋は客に負けてもらうのが仕事

こんにちは、古家智嗣です。

 

最近はぼちぼちホールに通っています。

が、この間打った台が今日にはなくなっているという状況です。

マイナー台がすぐに消え去っていくのは仕方がないのですが、

打ち手側としては寂しい限りですね。

 

さて、今回は長々と文章を書くつもりはありません。

なぜなら、言いたいことはタイトルで言いつくしているからです。

 

自分の通うホールの中には、「幸運をお祈りします」

と壁面に書かれているところがあります。

その他も似たり寄ったりで、出玉や幸運を煽る看板や広告はあっても、

出なさをアピールする店は一つもありません。

しかし、本心は全くそうではありません。

なぜなら、パチンコ屋は客の負けで成り立っているからです。

当たり前中の当たり前なのですが、

これを分かっていないと奇妙な誤解が生まれます。

 

そもそもパチンコ屋とは、

客は勝ってお金を儲けたいと思って行く場所、

店は客の負けで儲けたいと思っている場所です。

両者の利害は完全に対立しています。

そして、この客と店の綱引きは、一時的に客側に傾くことはあっても、

最終的には必ず店側が勝利します。

当然ですよね。

客側が勝つホールは存続できるはずがないのですから。

従って、娯楽の提供などというソフト面を考えずに純粋に金銭で言えば、

客と店がWin-Winの関係になることはなく、Loseは必ず客側に起こります。

この点を理解して、パチンコ・スロットははやればやるほど負けるのが

普通なのだ、という考えに行き着くことが大事だと思います。

 

他の賭け事にも言えることですが、ギャンブルの負けをギャンブルで

取り返そうとして、更にドツボにハマる人は多いです。

そもそも、ギャンブルはすべて胴元側が儲かるようにできており、

投資よりも少ないリターンを奪い合うという、

普通にお金を稼ぐよりも不利な状況の争いです。

従って、ドツボにハマるのは。至極当然のことなのです。

楽して儲けようとする心をうまく逆利用されていると言えるでしょう。

 

やはり、人生そう甘くはないものですね。

 

 

追記:最近、カジノとパチンコの関係を説いた記事が某大手サイトに載りました。

   その記事の中で、マカオやラスベガスなどのカジノが与える経済効果は

   「客の負け分」(=カジノの利益)によると明記されていました。

   身も蓋もない直球な言い方ですが、これが本音でしょう。

   この先カジノができた場合でも、今のパチンコ店と同じように

   負けるために行くという人はいないと思います。

   しかし、カジノを推進したり、経済効果を説く人は「客の負け」

   を期待しているわけです。

   ここにあるシビアな現実を無視すると、どこに行っても養分に

   なるだけでしょうね。

 

           ギャンブルの世界では、「自分だけは勝てる」という考え方を

   する人が少なからずいます。

   それが、長期間を通して安定して勝てているという、    

   れっきとした根拠に基づくものであればいいのですが、

   大半は根拠のない妄想です。

   こうした人が多いのでギャンブルの世界は儲かるのかもしれませんが、

   自分には理解しがたいですね。

 

追記の追記:

この考え方を突き詰めていくと、結局のところパチンコ屋を含むギャンブルに

お金を使うことの問題点が浮かび上がります。

 

普通の店であれば、お金を積めば相応の商品が入手でき、満足感が得られます。

店も、そこで働く従業員もそれによって経営や生活が成り立ちます。

つまり、お金を上手に使えば自分も店も従業員もすべてが幸福になれます。

 

ところが、ギャンブルはそうはいきません。

上で指摘した通り、ギャンブルは客の負けが経営の原資です。

そのため、不満を持つ客が必ず発生する仕組みになっているわけです。 

 

従って、興奮や熱中など「楽しい」が先行しているならば問題ないですが、

不満や苦痛を感じるようであれば、上手なお金の使い方とは言えません。

こういう所から、自分の立ち位置やギャンブルに対する考え方を

見直してみてはいかがでしょうか。  

勝てば嬉しい、負けても楽しんだ対価だと考えられれば一番でしょうね。

 

 

 

人はパチンコで通算どれくらい負けるのか

こんにちは、古家智嗣です。

 

先日、久しぶりに昔行っていたホールをのぞいてみました。

いつの間にかジャグラーのシマが以前よりも広くなっており、

新基準機の苦戦と、それに対するホールの対応が垣間見えました。

これをもう少し裏から見てみると、メーカー間のシェア争いが絡んでいるわけで、

どの世界も楽ではないなと感じる出来事でした。

 

ちなみに打った台は、

「防空少女ラブキューレ」と「ビビットレッドオペレーション」。

萌えスロには違いないですが、

どちらもいつ撤去されてもおかしくないマイナー台です。

「マイナー台が好きだから負けるんだ」みたいなことを書いた記憶がありますが、

全く懲りてないようです。

まあ、打ちたい台を打つのが後悔しない打ち方だとも言えますけどね。

なお、今更ながら両方とも初打ちです。

 

ちょっとだけ感想を書くと、

ラブキューレの方は直接的なつながりはないものの、

良く打ち込んだスカイガールズの後継機的ポジションに当たる台なので、

注目はしていました。

実際打ってみると、スカイガールズと同じ音楽や効果音が使われている

場面もあり、こうした点はよかったです。

ただ・・・絵的には微妙なんですよね。

下パネルの絵はとても可愛いのですが、

画面の絵は少し違う感じがしてう~んという印象でした。

 

絵や演出の面から言えば、

むしろビビットレッドオペレーションの方がよかったかな?

女の子の可愛さや衣装なんかもこちらの方が好みです。

まあ、ARTの純増等スペックを見る限りどちらもきつそうな台ですが、

ホールのあるうちはまた打ってみたいと思います。

 

大分前置きが長くなってしまいました。

今回は一般的な人がパチンコで通算どれくらい負けるのかを

見ていきたいと思います。

 

ネット上には色々面白い記事があり、

中には1億円以上負けたというものさえあります。

ただ、この記事は負けに要した時間や過程が不明瞭なこともあり、

信頼性には疑問符がつきます。

 

一方で、35年で7000万円負けたという話もあります。

こちらについては、期間や内容が具体的なこともあって、

ある程度信用には値するかなと思います。

最も、この方はかなりの収入があるようで、7000万円の負けでも

生活に支障は出なかったようです。

あるオンラインゲームで資産家の方が1億円以上課金したという話も聞きますが、

日本には何千万・何億くらいかけても楽しければいいという層がいるようで、

羨ましい限りです。

 

一番気になるのは、一般的な打ち手がどれくらい負債を抱えるのかですよね。

これについてはいくつかの推計が出されています。

一つが平均1239万円負けているというものです。

他にもいくつか数字は上がっていますが、

大体1000万円強という点では一致しています。

 

自分もこのブログを始めた当時の養分稼働を続けていたら、

中年になる頃には1000万円以上負けていただろうと思われます。

 

また、以前書いた

 

いshizuyukiayane.hatenablog.com

 

上記記事の推定損失額を積み重ねていっても、妥当なラインと言えるでしょう。

 

この金額を見てどう思いますか?多いですか?

 

パチンコ屋に行かない方なら、高級車やちょっとした家が買えることから、

もったいない、怖い、やめたほうがいいなどと思っても不思議ではないです。

 

しかし、これは通算値であることに注意が必要です。

塵も積もれば山となるという部分を無視してはいけません。

 

ゴルフ・釣り・旅行・ゲーム・読書等世の中には数多くの趣味・娯楽が

ありますが、これらは無料でできるものではありません。

仮に月3万円とすると年間36万円。

これが30年続くとなんと1080万円にもなります。

月2万円、年間24万円としても、40年で960万円になります。

 

何が言いたいかというと、1000万円以上の負けというのは多いように感じますが、

人生トータルで言えば大抵の方が趣味や娯楽に1000万円前後は投じていると

思われるので、パチンコだけを敵視するのはいかがなものかということです。

 

残るものが違うなどという批判もできるでしょうが、

一方では楽しんだもの勝ちともいえるわけで、

これは価値観の違いとしか言いようがありません。 

 

こう考えると、パチンコも娯楽としてそこまで悪くはないと思います。

 

ただ、一つだけ決定的な差をあげるとすれば、

他の趣味や娯楽はお金を払って楽しむのが当然ですが、

パチンコ屋へ行く人はあわよくばお金を儲けたいと思っていることです。 

 

お金を儲けようと意気込む方々が、

返り討ちにあって相当な金額を負けることになるわけで、

こういう観点で見ると結構滑稽にも思います。

 

よく考えると当たり前なんですけどね。

パチンコに限らず、ギャンブルは客の賭け金から

胴元側の利益や必要経費を控除した分を還元します。

要するに、投資よりリターンの方が少ない。

だから、全体では負けの方が絶対に大きいんです。

一日単位での勝敗はありますが、長い目で見ると

負債が膨らんでいく構造になっています。

パチンコ店は客の負けで営業している以上、

こうなってしまうのは仕方ありません。

 

勝ち負けを楽しむのは大いに結構なことですが、

トータルで見ると期待値がマイナスな遊びをしていることは、

きちんと覚えておいた方がいいと思いますね。

 

パチンコ屋が消えたとして、そこにいた人と時間はどこへ?

こんにちは、古家智嗣です。

相変わらず、稼働無しの状態が続いています。

ただ、そろそろ打ちたいかな~という気持ちも膨らんできたので、

復帰の時も近いかもしれません。

 

さて、今回のテーマは一部の方が執拗に主張しているように、

本当にパチンコ産業が崩壊してパチンコ屋がなくなったら

どうなるのだろうか?というものです。

当然、仮定や空想の類のものになりますので、

軽く読んでいただければと思います。

ただ、自分としては以下で書くような問題意識の下で

書かれた記事というものをあまり見たことがないので、

こういう点を深めてくれる人がいたらいいなと思っています。

 

本題に入ります。

 

最近はパチンコ・スロットとも規制の話題でもちきりです。

パチンコ5万円規制、スロット3000枚規制など、

出玉に直接かかわる大掛かりな規制が行われようとしているため

無理のない側面もありますが。

 

で、ネット上ではいつも通り業界衰退・終焉・崩壊等の記事があふれています。

中には、規制後の確変継続率や機械割から勝てない遊技になることを

論理的に示しているものもあり、傾聴に値します。

が、こうした記事に共通するのは、勝てない→客が逃げる→衰退する

というもので、論理的には成り立っているのですが、

損得勘定に偏り過ぎているきらいがあります。

勿論、パチンコ・スロットはギャンブルなので、

こういう金の勝ち負けが一番に来ることは無理もありません。

 

ただ、問題はそんなに単純でしょうか?

パチンコ屋が吸い取っているのは何もお金だけではありません。

パチンコ屋は多くの人が何時間も滞在する、店舗としても特異な場所です。

つまり、大量の人と時間が吸い上げられているのです。

仮にパチンコ屋がなくなったとすると、こうした人や時間が

一気にあぶれてきます。

一時より衰退したとはいえ、パチンコ産業はまだまだ強大です。

ホールに通っている人なら、あぶれる人や時間の大きさは

容易に想像できるでしょう。

そして、今の日本にその膨大な人や時間を受け止められるほどの

施設があるとは考えられません。

 

いくつか例を挙げて考えてみましょう。

 

アミューズメントパーク等は娯楽施設としては共通しますが、

こちらは家族サービスや恋人同士がメインであり、

後述のようにパチンコ屋に来る層とはむしろ対立するものです。

 

競馬や競艇などはギャンブルとしては共通します。

ただ、競馬にせよ競艇にせよ、当選を予想する楽しみはありますが、

勝負自体はものの数分で終わってしまいます。

一方パチンコやスロットの醍醐味は、長時間の確変やARTです。

大当たりが一瞬で終わるのではなく、派手な演出を伴って長ければ

何時間も続きます。

周囲に対する優越感というものも生まれます。

こう考えると、競馬・競艇等とパチンコは意外と似て非なるものです。

両方たしなむ人もいますが、片方しかやらない人も少なくありません。

そのため、パチンコをするすべての人の受け皿になるかと言えば、

疑問符が付きます。

 

ゲームセンターなどはどうでしょうか。

周知のとおり、最近のパチンコ・スロットはゲームとかなり近接します。

実際、ゲームセンターにもメダルゲームはありますし、

スロット台などが置かれている店も多いです。

が、パチンコをやっていそうな層がそちらに向いているかと言えば、

やはりノーです。

これは、お金を賭けているかいないかの差が大きいんでしょうね。

 

こうして考えると、パチンコ屋は単なる賭博場ではなく、

居場所を提供しているという側面があり、

しかも他の娯楽施設と比較して一定の独自性を持っています。

(逆に考えれば、だからこそパチンコ屋が発展したのだとも言えますが)

 

以前、

 

shizuyukiayane.hatenablog.com

 

の後半でも触れた通り、今のパチンコ屋は

自由にタバコが吸え、家族等の煩わしさからも解放される数少ない場所です。

こうした、居場所・時間つぶしの場所の提供という側面は

無視できない要因かと思います。

 

結局、パチンコ屋が消滅するという最初の仮定と反してしまいますが、

店舗が存在する限り通う人は一定数存在し、

それを受け止めるような他の施設も考えにくい現状では、

パチンコ屋が急になくなることは考えにくいのかな、

というのが自分の考えです。

 

とはいえ、衰退していくということは、

ここで書いたように急激なものでないにせよ、

徐々に人や時間が外に溢れてきているということです。

これを受け止める合法なアイデアがあれば、

大きなビジネスチャンスになるでしょうね。

 

最後に、パチンコ屋がなくなれば世の中がよくなると思っている方に一言。

パチンコ屋がなくなったら、そこに吸い取られていた人や時間が

生産的な活動に回る…という考え方は甘いです。

自分を例にして考えてみてください。

娯楽や休息に充てていた時間を、仕事や勉強などいうなれば

嫌なものに置き換えられますか?到底無理でしょう。

娯楽の時間は娯楽に、ギャンブルの時間はギャンブルに

置き換えてしまうのが人間の性です。

行き場をなくすることは、かえって危険を呼ぶかもしれませんよ。

スロットが勝てなくなった日 ~非等価の恐怖~

こんにちは、古家智嗣です。

 

先日のガルパン事件から、ホールに行っていません。

もう1ヶ月以上スロットから離れています。

ホールに通うようになってから、これほど足が遠のいたのは初めてかもしれません。

そのため新しく言及する事項が見当たらないので、

今回は自分が養分になった過程を書いていきたいと思います。

 

自分も大学生なので、スロット歴はそう長くはありません。

しかし、スロットを始めた当初は割と健闘していました。

勝つ日、負ける日色々ありましたが、

1年以上20スロでも±ゼロ付近を行き来していました。

そのため、当時スロットはそれほどお金をかけずに遊べる娯楽という認識でした。

 

しかし、今から1年半少々前でしょうか、

「ある日」を境に突然勝てなくなりました。

数か月で50万円近く負け、貯金をおろさなくならなければなった頃から、

パチンコ屋に怖さを感じるようになりました。

そして、遊びたいが負け過ぎたくないという考えから、

紆余曲折を経て今の低貸専門という打ち方に至ったわけです。

 

問題は、この「ある日」です。

これが何の変哲もない一日から始まったとしたら、

単にビギナーズラックが切れただけという結論で落ち着きます。

しかし、実態はそうではありません。

 

当時、健全運営という名目で全面非等価の

動きが広まっていたことは周知のことだと思います。

自分にとって転機となった「ある日」とはまさに、

自分の地域でも非等価になったその日です。

 

この日を境に、勝ったり負けたりする日常は変わりませんでしたが、

金額的には勝ち額が負け額に対して明らかに少なくなりました。

そして、負債が積み重なっていったわけです。

 

ただ、養分になった過程は自分にも責任があります。

 

知っての通り、非等価は玉やメダルを借りるたびにギャップが生じ、損をします。

従って、出玉再投資や貯玉・貯メダルといった戦法が常識です。

しかし、自分は等価交換の頃と打ち方を変えませんでした。

そのため、非等価の罠にはまり、ズルズルと後退してしまったのです。

 

こうしてみると、明らかに自己責任で養分になってしまったわけです。

ただ、無為無策でいたのは何も原因がなかったわけではありません。

 

当時自分が主力としていたのは、ホールにあっても1,2台しかない

マイナー台の「スカイガールズ2」でした。

従って、台が埋まっていたり、明らかな低設定っぽい時は別の店…

という探し方をしていました。

多い時は一日に6,7軒回ることもあったのです。

そのため、その日打つホールも次はいつになるか…という状況だったので、

貯メダルがしにくかったのです。

全部会員登録してやれという方もいるでしょうが、さすがに面倒過ぎました。

 

現実問題、全面非等価という現状では、

一つのホールで出玉再投資や貯玉・貯メダルを活用し、

特定の機種に偏ることなく設定の入っていそうな台を

狙い撃ちしていくという戦法でなければ、

安定して勝つことは難しそうです。

 

それに対し、自分はほぼ萌えスロしか打たない上、

スカガ後はガルパンオンリーになっていったように、好みも激しいです。

しかし、打ちたいから打つんだ、萌えない台は打ちたくないんだ、

などという甘い考え方ではとても非等価は乗り切れそうにありません。

 

以前にも書きましたが、勝つことと楽しむことの両立は難しいものですね。

規制の話題が出るたびに「終焉」「崩壊」などと言われるパチンコ業界

こんにちは、古家智嗣です。

 

最近ほとんどホールに行っていません。

しばらく前、ガルパンで酷い負けを食らったのが原因です。

 

勿論、2.5スロなので負け額自体は大したことないです。

20スロなら30分でもっと負けることもあるでしょう。

ただ、内容が悪すぎです。

何の見どころもなく天井単発を連発されたらさすがに嫌になりますよね。

 

こういう日もある、で済ませられたら良いのですが、

後で触れるように、これが常態化してはさすがに客も逃げるでしょう。

 

 

前置きはこれくらいにして…。

 

先日パチンコに対する新しい規制が発表されました。

内容については他のサイトを調べればいくらでも出てくるので、

ここでは割愛します・・・が。

規制の発表を受け、ネット上では毎度おなじみ

「パチンコ終焉」「業界崩壊」等のオンパレード。

「パチンコ業界が終わる規制」というタイトルの記事もあります。

 

しかしいつも思うのですが、よく飽きないですよね。

パチンコ業界が苦しんでほしいと思ってるのでしょうけど、

はたから見てると笑えてきます。

なぜかというと、「終焉」や「崩壊」という割に、

根拠があまりにも薄弱だからです。

 

例えば、「この規制でパチンコの客数は~%程度減ることが予想され、

この水準ではホールが経営を持続的に維持可能な水準を下回る」

等の分析であれば、それなりに納得はいきます。

が、ほとんどすべての記事はこういう論拠を示すことなく、

単純に客が減って苦しくなるだろうレベルの推測にすぎません。

 

勿論、実際に規制が実施されないとわからないでしょ、という

突っ込みはあっておかしくはありません。

ただ、民間企業の世界では、値上げ・営業時間の変更など会社の業績に

マイナスの影響を与えうる事項については、事前に売り上げや顧客動向などの

増減を厳密に予測し、分析してから決定するのが常識です。

当たる当たらないは別として、目論見もなく動くことはありません。

 

こうした現実を無視して、パチンコ業界だけ規制が入るから、

客が減りそうだから危ないだろう、という何となく論をしても

意味がないことです。

 

記事によっては、根拠をあげて業界の苦境を示したいがために、

お決まりの店舗数の減少などを取り上げているものもあります。

しかし、これが根拠として不十分なのは以前書いた通りです。

興味がある方は、

 

shizuyukiayane.hatenablog.com

 

 

shizuyukiayane.hatenablog.com

 

などの記事を参照していただければと思います。

 

 

そもそも、一つの業界が消えるというのは容易なことではありません。

その一例が消費者金融業界です。

かつて「むじんくん」CMなどで一世を風靡した業界も、

最高裁判所の過払い金判決により、一気にサンドバッグ状態に。

 

この危機はパチンコ産業の規制などの比ではありません。

企業というのはその年、その年を乗り切るのでさえ必死なのに、

過去の利益まで返せと言われては、資金繰りに行き詰るのも当然です。

 

では消費者金融という業界はなくなったのか?

といえば答えはノーです。

実際、一時ほとんど見なくなりましたが、

最近ではまたCMも復活してきています。

 

無論、この過程は平坦ではありませんでした。

多くの企業が倒産し、生き残った企業も大半は銀行等の傘下に入りました。

 

ただ、ここで注目したいのは、「高利貸し」というパチンコ並みに

イメージの悪い業界がなぜ他に類を見ない経営危機を乗り越えられたのか、

そして、金融業という共通点はあるにせよ、

「銀行」という社会的評価も高い組織がどうしてそれを助けたのかという点です。

 

理由は単純で、消費者金融業界は需要があり、売り上げがあり、

利益が期待できるからです。

過払い金という一過性の危機を乗り越えれば、

ビジネスとして十分なうまみがあると考えられた結果なのです。

 

結局、民間企業の本質を考えれば、利益が上がる産業は

多少イメージが悪くとも簡単に消滅はしません。

田舎の鉄道やバスのように、交通手段のない高齢者等を助けるという

立派な理念があるにもかかわらず、儲からなければ消滅し、

助けようとする企業も現れないのとは対照的です。

 

 

こう考えると、パチンコ業界も利益が上がらないレベルまで客足が

落ち込まない限り、終焉や崩壊も考えにくいことになります。

ただ、パチンコ・スロットの場合、設定下げや換金率変更などで

胴元側が儲かるように工夫できるため、すぐにどこもそこも採算割れする

ことはないでしょう。

 

だからといって、安閑としていると将来的にはわかりません。

最初にガルパンで怒った体験を書きました。

今のパチンコ・スロットは、

このように見どころなく金が吸われて終わる日もありますが、

一方で当たる・噛み合う・出る日もあってバランスが取れています。

しかし、胴元側が儲かるよう還元率を下げ過ぎると、

見どころなく終わる日が常態化する可能性もあります。

さすがにそれでは客も離れるでしょう。

 

パチンコ産業の崩壊を望んでいる人は、

こういう日を待ち望んでいるのでしょうが、

将来そういうときも来るのでしょうか?