古家智嗣の萌えスロ養分日誌

古家智嗣です。大学生やってます。このブログでは、自分の萌えスロ養分稼働を書いていきたいと思います。どこまで負債が伸びるのか?見守ってくれたらうれしいです。

規制の話題が出るたびに「終焉」「崩壊」などと言われるパチンコ業界

こんにちは、古家智嗣です。

 

最近ほとんどホールに行っていません。

しばらく前、ガルパンで酷い負けを食らったのが原因です。

 

勿論、2.5スロなので負け額自体は大したことないです。

20スロなら30分でもっと負けることもあるでしょう。

ただ、内容が悪すぎです。

何の見どころもなく天井単発を連発されたらさすがに嫌になりますよね。

 

こういう日もある、で済ませられたら良いのですが、

後で触れるように、これが常態化してはさすがに客も逃げるでしょう。

 

 

前置きはこれくらいにして…。

 

先日パチンコに対する新しい規制が発表されました。

内容については他のサイトを調べればいくらでも出てくるので、

ここでは割愛します・・・が。

規制の発表を受け、ネット上では毎度おなじみ

「パチンコ終焉」「業界崩壊」等のオンパレード。

「パチンコ業界が終わる規制」というタイトルの記事もあります。

 

しかしいつも思うのですが、よく飽きないですよね。

パチンコ業界が苦しんでほしいと思ってるのでしょうけど、

はたから見てると笑えてきます。

なぜかというと、「終焉」や「崩壊」という割に、

根拠があまりにも薄弱だからです。

 

例えば、「この規制でパチンコの客数は~%程度減ることが予想され、

この水準ではホールが経営を持続的に維持可能な水準を下回る」

等の分析であれば、それなりに納得はいきます。

が、ほとんどすべての記事はこういう論拠を示すことなく、

単純に客が減って苦しくなるだろうレベルの推測にすぎません。

 

勿論、実際に規制が実施されないとわからないでしょ、という

突っ込みはあっておかしくはありません。

ただ、民間企業の世界では、値上げ・営業時間の変更など会社の業績に

マイナスの影響を与えうる事項については、事前に売り上げや顧客動向などの

増減を厳密に予測し、分析してから決定するのが常識です。

当たる当たらないは別として、目論見もなく動くことはありません。

 

こうした現実を無視して、パチンコ業界だけ規制が入るから、

客が減りそうだから危ないだろう、という何となく論をしても

意味がないことです。

 

記事によっては、根拠をあげて業界の苦境を示したいがために、

お決まりの店舗数の減少などを取り上げているものもあります。

しかし、これが根拠として不十分なのは以前書いた通りです。

興味がある方は、

 

shizuyukiayane.hatenablog.com

 

 

shizuyukiayane.hatenablog.com

 

などの記事を参照していただければと思います。

 

 

そもそも、一つの業界が消えるというのは容易なことではありません。

その一例が消費者金融業界です。

かつて「むじんくん」CMなどで一世を風靡した業界も、

最高裁判所の過払い金判決により、一気にサンドバッグ状態に。

 

この危機はパチンコ産業の規制などの比ではありません。

企業というのはその年、その年を乗り切るのでさえ必死なのに、

過去の利益まで返せと言われては、資金繰りに行き詰るのも当然です。

 

では消費者金融という業界はなくなったのか?

といえば答えはノーです。

実際、一時ほとんど見なくなりましたが、

最近ではまたCMも復活してきています。

 

無論、この過程は平坦ではありませんでした。

多くの企業が倒産し、生き残った企業も大半は銀行等の傘下に入りました。

 

ただ、ここで注目したいのは、「高利貸し」というパチンコ並みに

イメージの悪い業界がなぜ他に類を見ない経営危機を乗り越えられたのか、

そして、金融業という共通点はあるにせよ、

「銀行」という社会的評価も高い組織がどうしてそれを助けたのかという点です。

 

理由は単純で、消費者金融業界は需要があり、売り上げがあり、

利益が期待できるからです。

過払い金という一過性の危機を乗り越えれば、

ビジネスとして十分なうまみがあると考えられた結果なのです。

 

結局、民間企業の本質を考えれば、利益が上がる産業は

多少イメージが悪くとも簡単に消滅はしません。

田舎の鉄道やバスのように、交通手段のない高齢者等を助けるという

立派な理念があるにもかかわらず、儲からなければ消滅し、

助けようとする企業も現れないのとは対照的です。

 

 

こう考えると、パチンコ業界も利益が上がらないレベルまで客足が

落ち込まない限り、終焉や崩壊も考えにくいことになります。

ただ、パチンコ・スロットの場合、設定下げや換金率変更などで

胴元側が儲かるように工夫できるため、すぐにどこもそこも採算割れする

ことはないでしょう。

 

だからといって、安閑としていると将来的にはわかりません。

最初にガルパンで怒った体験を書きました。

今のパチンコ・スロットは、

このように見どころなく金が吸われて終わる日もありますが、

一方で当たる・噛み合う・出る日もあってバランスが取れています。

しかし、胴元側が儲かるよう還元率を下げ過ぎると、

見どころなく終わる日が常態化する可能性もあります。

さすがにそれでは客も離れるでしょう。

 

パチンコ産業の崩壊を望んでいる人は、

こういう日を待ち望んでいるのでしょうが、

将来そういうときも来るのでしょうか?