10倍ハマリする確率は1年に1度もないレベル。何度も起こる店は怪しい?
こんにちは、古家智嗣です。
この間あるブログを見ていたら、某機種(天井無し)で3400ハマリを食らった
という記事を見ました。ちなみにその機種の大当り確率は1/212らしいので、
約16倍ハマリということになります。
このハマリを食らった人が、1/212の台で3400ハマリする確率を調べたところ、
なんと0.00001043%。回数にすると大当り約958万回に1回だそうです。
ロト6の一等が当たる確率よりも低く、毎日3000回転だと約1850年に1回しか
起こらないレベルとか。
これを見て自分は「え、そんなに低いの」と感じました。
そこでふと思ったのが、よく言われる「10倍ハマリ位までは普通に起こる」
という話です。最近はパチンコ・スロットだけでなく、ネットゲームのガチャ
などでも確率が話題になることが多いですが、同じような書き込みはよく見ます。
でも、約16倍ハマリだった最初の事例がそこまでレアケースだったことを
考えると、10倍ハマリもそう起こらないのでは?と思えてきます。
そこで計算サイトで実際に計算してみると、結構興味深い結果になりました。
1/100が1000ハマリする確率は0.00432%で大当り23164回に一度。
1/400が4000ハマリする確率は0.00448%で大当り22304回に一度。
分母の差で多少の違いが出ますが、パチンコ・スロットとも大体この範囲に
大当り確率があるので、約23000回に一度程度と言えるでしょう。
毎日3000回転させた場合、1/100という軽い機種でも約2年に1度、
1/400だとその4倍なので約8年に1度しか起こらないレベルです。
こうしてみると10倍ハマリが起こる確率は相当低く、これくらいまでは誤差の範囲
と言われるような風潮はかなり疑問です。
短期間に2度以上体験したり、ホールの規模にもよりますがデータでよく見かける
ような場合はかなり注意が必要だと思います。
確率計算に詳しい方の話によると、現実には4倍ハマリですら毎日のように
起こるものではなく、まして10倍ハマリなどは体験することも見ることも
ほとんどない現象だそうです。
滅多にないことがよく起こるような場所には近づかないことが賢明でしょうね。