古家智嗣の萌えスロ養分日誌

古家智嗣です。大学生やってます。このブログでは、自分の萌えスロ養分稼働を書いていきたいと思います。どこまで負債が伸びるのか?見守ってくれたらうれしいです。

パチンコ屋が消えたとして、そこにいた人と時間はどこへ?

こんにちは、古家智嗣です。

相変わらず、稼働無しの状態が続いています。

ただ、そろそろ打ちたいかな~という気持ちも膨らんできたので、

復帰の時も近いかもしれません。

 

さて、今回のテーマは一部の方が執拗に主張しているように、

本当にパチンコ産業が崩壊してパチンコ屋がなくなったら

どうなるのだろうか?というものです。

当然、仮定や空想の類のものになりますので、

軽く読んでいただければと思います。

ただ、自分としては以下で書くような問題意識の下で

書かれた記事というものをあまり見たことがないので、

こういう点を深めてくれる人がいたらいいなと思っています。

 

本題に入ります。

 

最近はパチンコ・スロットとも規制の話題でもちきりです。

パチンコ5万円規制、スロット3000枚規制など、

出玉に直接かかわる大掛かりな規制が行われようとしているため

無理のない側面もありますが。

 

で、ネット上ではいつも通り業界衰退・終焉・崩壊等の記事があふれています。

中には、規制後の確変継続率や機械割から勝てない遊技になることを

論理的に示しているものもあり、傾聴に値します。

が、こうした記事に共通するのは、勝てない→客が逃げる→衰退する

というもので、論理的には成り立っているのですが、

損得勘定に偏り過ぎているきらいがあります。

勿論、パチンコ・スロットはギャンブルなので、

こういう金の勝ち負けが一番に来ることは無理もありません。

 

ただ、問題はそんなに単純でしょうか?

パチンコ屋が吸い取っているのは何もお金だけではありません。

パチンコ屋は多くの人が何時間も滞在する、店舗としても特異な場所です。

つまり、大量の人と時間が吸い上げられているのです。

仮にパチンコ屋がなくなったとすると、こうした人や時間が

一気にあぶれてきます。

一時より衰退したとはいえ、パチンコ産業はまだまだ強大です。

ホールに通っている人なら、あぶれる人や時間の大きさは

容易に想像できるでしょう。

そして、今の日本にその膨大な人や時間を受け止められるほどの

施設があるとは考えられません。

 

いくつか例を挙げて考えてみましょう。

 

アミューズメントパーク等は娯楽施設としては共通しますが、

こちらは家族サービスや恋人同士がメインであり、

後述のようにパチンコ屋に来る層とはむしろ対立するものです。

 

競馬や競艇などはギャンブルとしては共通します。

ただ、競馬にせよ競艇にせよ、当選を予想する楽しみはありますが、

勝負自体はものの数分で終わってしまいます。

一方パチンコやスロットの醍醐味は、長時間の確変やARTです。

大当たりが一瞬で終わるのではなく、派手な演出を伴って長ければ

何時間も続きます。

周囲に対する優越感というものも生まれます。

こう考えると、競馬・競艇等とパチンコは意外と似て非なるものです。

両方たしなむ人もいますが、片方しかやらない人も少なくありません。

そのため、パチンコをするすべての人の受け皿になるかと言えば、

疑問符が付きます。

 

ゲームセンターなどはどうでしょうか。

周知のとおり、最近のパチンコ・スロットはゲームとかなり近接します。

実際、ゲームセンターにもメダルゲームはありますし、

スロット台などが置かれている店も多いです。

が、パチンコをやっていそうな層がそちらに向いているかと言えば、

やはりノーです。

これは、お金を賭けているかいないかの差が大きいんでしょうね。

 

こうして考えると、パチンコ屋は単なる賭博場ではなく、

居場所を提供しているという側面があり、

しかも他の娯楽施設と比較して一定の独自性を持っています。

(逆に考えれば、だからこそパチンコ屋が発展したのだとも言えますが)

 

以前、

 

shizuyukiayane.hatenablog.com

 

の後半でも触れた通り、今のパチンコ屋は

自由にタバコが吸え、家族等の煩わしさからも解放される数少ない場所です。

こうした、居場所・時間つぶしの場所の提供という側面は

無視できない要因かと思います。

 

結局、パチンコ屋が消滅するという最初の仮定と反してしまいますが、

店舗が存在する限り通う人は一定数存在し、

それを受け止めるような他の施設も考えにくい現状では、

パチンコ屋が急になくなることは考えにくいのかな、

というのが自分の考えです。

 

とはいえ、衰退していくということは、

ここで書いたように急激なものでないにせよ、

徐々に人や時間が外に溢れてきているということです。

これを受け止める合法なアイデアがあれば、

大きなビジネスチャンスになるでしょうね。

 

最後に、パチンコ屋がなくなれば世の中がよくなると思っている方に一言。

パチンコ屋がなくなったら、そこに吸い取られていた人や時間が

生産的な活動に回る…という考え方は甘いです。

自分を例にして考えてみてください。

娯楽や休息に充てていた時間を、仕事や勉強などいうなれば

嫌なものに置き換えられますか?到底無理でしょう。

娯楽の時間は娯楽に、ギャンブルの時間はギャンブルに

置き換えてしまうのが人間の性です。

行き場をなくすることは、かえって危険を呼ぶかもしれませんよ。