古家智嗣の萌えスロ養分日誌

古家智嗣です。大学生やってます。このブログでは、自分の萌えスロ養分稼働を書いていきたいと思います。どこまで負債が伸びるのか?見守ってくれたらうれしいです。

平均は必ずしも集団を代表しない

こんにちは、古家智嗣です。

ぼちぼちと毎日過ごしています。

 

さて、前回はスロット「ガールズ&パンツァー」の打-WIN実践結果から

印象と現実の差について考察してみたのですが、

読み直してみると思うところがあったので補足してみようと思います。

 

事の起こりは、先日ある掲示板で、

ガルパンの天井期待値400枚程度は盛りすぎじゃない?

という書き込みがあったことです。

 

確かに、自分の実践結果を見直してみても、天井単発や2連で終わることが多く、

平均400枚も出ているようには思えません。

 

しかし、前回の実践結果でも出ている通り、引き弱と考えられる自分でも、

戦車道平均連数は4連近くあります。

ガールズ&パンツァーの場合、1連の獲得枚数が大体80~100枚程度ですので、

300枚台はあると思います。

こう考えると、決して400枚も盛りすぎとは考えられません。

詳しい内容は解析上不明ですが、天井の場合継続率優遇があると

言われていることを考えればなおさらです。

 

従って、これも印象と現実とのギャップだ・・・と考えれば早いです。

 

しかし、よくよく実践結果を見直すと、異なる考え方が湧いてきます。

 

実践結果の平均が約4連なのは間違いありません。

しかし、では4連が一番よく出ているかというと全然そんな事はありません。

むしろ、単発2連が大半でたまに10連、15連続くというのが現実です。

 

つまり、平均が4連なのは間違いないのですが、

4連付近の頻度が高いわけではないのです。

 

確かに、考えてみれば10回初当たりして31連が1回、残り9回が単発1連

であるとすれば、1連と31連しか出てきていないのに、平均は4連です。

要するに、4連が一度も出なくとも、平均は4連になりうるわけです。

 

この観点は案外重要です。

学校のテストや模試の点数では、大抵平均点付近に大きな塊ができます。

こうした分布に慣れていると、平均付近の頻度が最も高いのが

常識に思えてきます。

しかし、現実はそうではありません。

 

よく言われるのが、日本の貯蓄額の平均値です。

統計によれば、2人以上世帯の貯蓄額平均値は1805万円となっています。

1805万円ですよ?

2人以上世帯が対象とはいえ、すごく多い印象ですよね。

でも、皆さんの自身、あるいは周囲の方々はみんなこんなにお金持ちですか?

そんなことはありませんよね。

実際、平均が1805万円だからと言って、半数程度の人がこの額を持っている

わけではありません。

この統計でも、ランキングで真ん中に当たる中央値では1054万円、

貯蓄無し世帯も含めると997万円となり、1000万円を割り込みます。

更に驚くのは、最頻値は100万円未満の世帯(11.1%)なのです。

 

従って、貯蓄無し世帯も含めると、50%以上が1000万円以下であり、

100万円に満たない世帯が10%以上あるのに、平均値は1805万円

もあるという不思議です。

 

勿論、上の1連31連の例と同じで、10人中1人が1億8000万円持っていれば、

後の9人が全員貯蓄無しでも平均値は1800万円になります。

結局これも、何億、何十億あるいはそれ以上貯蓄のある一部のお金持ち

が数字を引き上げているだけなのですね。

 

テストの点数は大体100点が上限なので、分布が正規分布になりやすいですが、

上限が青天井なものの平均は、一部の大きな数字に影響されやすいという

事実をきちんと頭に入れておく必要があります。

 

 

話が大分それたのでガルパンの話に戻りますと、試行回数を重ねれば天井

からの獲得平均値が400枚程度になるのはおそらく確かでしょう。

ただ、それはあくまで全体の平均であり、一つ一つの試行を見てみると

獲得枚数が平均以下になる確率の方が高いことは間違いありません。

従って、数回程度の天井狙いで期待値よりはるかに少ない枚数で

終わるケースが多いのは、印象であると同時に現実でしょう。

 

こうしてみると、前回述べた印象と現実の差も、平均付近が最も起こりやすいか

という観点から修正していくケースがあるかもしれません。

 

ちなみに、では天井狙いが悪いかというと決してそんなことはありません。

1度2度など試行回数が少ない場合は裏目に出るケースが多いです。

しかし、これが何十回、何百回となってくると、必ずすぐ当たる時も

長く継続するときも出てきます。

一方で、天井狙いに特化していれば、普通に打っている時によく見かける

1000ゲームハマリなどはまず回避できます。

従って、ハマリが少ない分初当たり確率は軽くなるので、闇雲に打つ

よりははるかに勝ちやすくなります。

 

現実に何十回、何百回天井狙いするのは相当根気と時間が必要ですが、

戦法として相当有効なのは間違いないでしょうね。

 

 

追記:

この考え方は、機械割と実際の出玉感との関係でも重要です。

ガルパンのような連チャン機の場合、たまに起こる大型連チャンに

割をもっていかれる分、普段は機械割よりも厳しく感じるはずです。

 

時々見かける倍々型の台も同じです。

知っての通り、2の2乗は4、2の4乗は16しかないのに、2の10乗は1024です。

従って、ゲーム数や差枚数が倍々に増えていくゲームは、時として

想像をはるかに超える出玉を生むことがあります。

が、世の中そうは甘くありません。

なぜなら、割の多くをそういう場合にもっていかれるためです。

そのため、こういう機種は普段は無理ゲーというケースも多く、

倍々型の台は絶対に打たないと公言している人もいるほどです。

 

どういう機種を好むかは人それぞれですが、

雑誌等に書いてある期待枚数や連チャン数は、機種の性質により

上下に大きくブレることは頭に入れておく必要があると思いますね。